循環器内科とは心臓、血管疾患やその危険因子となる高血圧、糖尿病、高脂血症、高尿酸血症(痛風)などの生活習慣病を治療する内科です。これらの病気は、早期診断・治療が非常に大切です。専門医としての医療を提供いたします。循環器内科を受診される方は、高齢者が多くさまざまな病気をかかえておられることがあります。呼吸器疾患、腎臓疾患等にも当院で可能な範囲対応させて頂きます。また発熱、風邪などの一般的な内科疾患にも対応いたします。
麻酔科(ペインクリニック)では痛み症状に応じた投薬、神経ブロック注射を行います。
*当院で対応できない疾患については近隣の関連医療機関へ紹介いたします。
内科
せき、発熱、風邪など一般的な内科疾患に対応します。
呼吸器疾患、腎臓疾患の診断、治療を行います。
発熱外来について
当院への受診歴の有無に関わらず、発熱その他感染症を疑わせるような症状の方の受け入れを行っています。
一般の患者さんとは別室での診察です。医院へ到着されましたら、お電話(0853-30-6070)もしくはインターホンでお知らせください。
お願い
感染症や発熱症状のある方のための部屋には限りがあります。
事前にお電話で連絡をいただけますとスムーズにご案内できます。ご協力よろしくお願い致します。
循環器内科
心不全
【症状】労作時の息切れ、呼吸困難、顔、からだ、足のむくみ、体重の増加、動悸など。
心臓の働きが低下して、体に余分な水分がたまったり、水分の分布が変わったりすることで息切れ、体のむくみが生じます。夜間寝ているときなど安静にしているときでも突然症状が出ることがあります。
心不全の定義
『心不全とは、心臓が悪いために、息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなり、生命を縮める病気です。』(日本循環器学会、日本心不全学会)
狭心症、心筋梗塞
【症状】労作時の胸の圧迫感、胸の締め付け感、心臓の痛み、背中の痛み、腕や下あごの痛み(放散痛といわれる)など。
これらの症状が安静時にも起こることがあります。
心臓を栄養している冠動脈という血管に狭窄、閉塞が生じて起こります。突然死の原因疾患として最も多い病気です。
心不全、不整脈の原因にもなります。
不整脈
【症状】動悸、脈が乱れる・速い・遅い、息切れ、意識消失など。
心臓の拍動が正常とは異なるリズムで生じる様になった状態です。
拍動が速い頻脈、遅い徐脈、リズムが乱れる期外収縮、心房細動などがあります。
心不全、狭心症、心筋梗塞が原因で起こることもあります。
最近では薬、ペースメーカー、カテーテル(アブレーション)など不整脈の種類によってさまざまな治療が選択できます。
弁膜症
【症状】息切れ、呼吸困難、動悸など心不全、不整脈に伴う症状が出てきます。
意識消失の原因になることもあります。
心臓には血液の逆流を防ぐための弁がついています。
この弁が様々な原因により狭くなったり、逆流したりすることで症状を引き起こします。
重症になると心不全、不整脈を生じて手術が必要になることがあります。
心筋症、心筋炎
【症状】息切れ、呼吸困難、動悸など心不全、不整脈に伴う症状が出てきます。
先天的、後天的な要因で心臓の機能障害を起こす病気です。
生活習慣病
心臓、血管疾患の原因にもなる高血圧、糖尿病、高脂血症、高尿酸血症(痛風)などの生活習慣病の診断、治療を行います。
血管疾患
【症状】胸痛、背部痛、腹痛、腰痛、労作時の臀部や下肢のだるさ・痛み
大動脈が瘤状に大きくなる大動脈瘤、大動脈の壁がさける大動脈解離、四肢の血管が狭くなったり、つまったりする末梢血管病があります。
【症状】下肢のむくみ、皮膚の色調変化、痛み
下肢静脈に血栓(血の塊)ができる(深部静脈血栓症)ことで発症します。静脈の血栓が肺に飛ぶことで肺塞栓症を発症することがあります。肺塞栓症を発症すると息切れ、血圧低下、意識消失をきたすことがあります。
麻酔科(ペインクリニック)
痛み症状に応じた投薬、神経ブロック注射を行います。
当院の医療機器
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心電計
心臓の電気の流れを調べて不整脈、心筋梗塞などの病気の有無を調べます。 -
X線検査装置
X線を使用して肺、心臓、お腹の病気の有無を調べます。 -
血液検査装置
貧血、血糖、腎機能、ミネラル、心不全、心筋梗塞、血栓症などの急を要する血液検査を行います。(緊急性が無い場合は外部に委託して検査を行っています) -
超音波診断装置
心臓、血管疾患の有無を超音波で調べます。 -
運動負荷試験装置
運動(自転車エルゴメーター)で心臓に負荷をかけた状態で心電図を記録します。負荷がかかった時の心臓の状態や狭心症、不整脈の有無を調べる時に使用します。 -
血圧脈波計
動脈硬化の程度、足の血管の詰まりを調べます。 -
24時間心電計(ホルター心電図)
小型の心電図計を装着して24時間心電図記録を行います。不整脈や心臓発作の有無を調べます。 -
肺機能検査装置
肺の機能を調べて、息切れの原因、肺疾患の有無を調べます。
その他(事前相談、予約が必要です)
発作時心電計
小型の心電図計を装着して、7~14日に渡り日常の生活を通して心電図を記録します。不整脈や心臓発作の有無を調べます。ホルター心電図で診断出来ない場合に使用します。
簡易睡眠時無呼吸検査
睡眠時の呼吸障害(無呼吸)のスクリーニングに使用します。
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